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週間ワールド ヘルス トピックス
2006年10月2日 発行
(毎週月曜日発行)
ラクトフェリンで運動性貧血改善や免疫細胞の活性する!?
こんにちは!
今回は「ラクトフェリンで運動性貧血改善や免疫細胞の活性する!?」です。ではスタート!!
ラクトフェリンはその色から、「赤いたんぱく質」と呼ばれ、人間を含めた哺乳類の乳汁に含まれているたんぱく質で、アメリカなどでは最近サプリメントとしても注目を集めている。人間の涙や、唾液、血液などにも含まれていますが、特に初乳(出産直後の3日間に出る母乳)に多く含まれている事から、生まれたばかりの子供を病原菌やウイルスから守る防御因子の一つとされています。
このラクトフェリンに関する研究を進める森永乳業が、順天堂大学スポーツ健康科学部と共同して行った研究では、長距離ランナーの運動性貧血に対する予防効果が認められました。長距離ランナーは長時間に渡って足に衝撃を加える事から、足の裏で赤血球の破壊が起こって、運動性貧血と呼ばれる貧血になる事が多々あります。
この研究は、順天堂大学の女子長距離選手16名をラクトフェリンを1日1.8g摂取する群と摂取しない群に分けて、夏季トレーニング期間調べたものです。その結果、トレーニング開始後8週間でラクトフェリンを摂取していない群は、赤血球の数が減って軽度の貧血状態になったが、ラクトフェリン摂取群は赤血球の数が変わらず、貧血状態にならなかった。ラクトフェリン摂取群のほうが赤血球の数が多く、3000m走直後の乳酸値も低い値を示した。これらの実験結果から、ラクトフェリンは運動性貧血と筋肉疲労の予防に有効であると考えられています。
さらに、森永乳業からは、抗菌作用をはじめ、ラクトフェリンの様々な作用に関する研究成果が発表されています。特に最新の研究として、免疫細胞のNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を増強する作用がある事が報告されました。
NK細胞はリンパ球に含まれる免疫細胞の一つで、ガン細胞やウイルス感染細胞といった異物に対して真っ先に攻撃を仕掛ける細胞です。したがってNK細胞を活性させる事でウイルス感染や発ガンの抑制につながると考えられています。今回の研究では、マウスに300mg/kgのラクトフェリンを1日1回、7日間経口投与してNK細胞の活性を調べました。その結果、ラクトフェリン投与郡の方が明らかに高まっていたそうです。
また、ラクトフェリンの摂取が大腸がん予防に有効であることが、国立がんセンターがん予防・健診研究センターの神津隆弘氏らの研究グループの調査でもわかっています。
上記3つの研究はラクトフェリンも持つ大きな可能性を示すものであり、今後更なる研究の進展が期待されています。
参考文献:
MUSCLE&FITNESS December 2005
健康産業速報
http://www.kenko-media.com/hi_newsflash/002054.html
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