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ハーブにはいろいろな病気の予防効果や治療効果があります。世界中で古来からハーブは薬草として、また食事療法の食材として使用されていました。 アメリカでは、1994年に制定された栄養補助食品・健康教育法によってハーブが正式に栄養補助食品として認められ、1995年からのその普及率は驚異的で、製品の売上げは毎年対前年比伸長率が30%前後になっています。 この飛躍的な増加には四つの理由があります。この法律では、特にハーブに関して、古来からの民間伝承による効能が表現できること\使用法や処方が簡単であること、そしてハーブに関する出版物が非常に増えたために、ハーブに関する知識が得やすくなっていること、そして四つ目が最大の理由ですが、消費者が西洋医学から離れ、代替療法を選択する割合が40%を越してきたことです。 日本では、ハーブ製品や材料の輸入に多くの規側があったために、なかなか普及しませんでしたが、近年輸入規制が緩和され、かなりの種類のハーブを消費者が使用できるようになりました。 数百種類のハーブがありますが、ここではアメリカで現在栄養補助食品として販売されているものを取り上げてみました。(しかしこの情報は医療の代わりを意図するものではありません。) 最大の効果を得るためには ハーブの有用性の根拠は、必ずしもすべて分かっているわけではありません。植物の細胞内に貯蔵された栄養素は、胃液や酵素、そしてホルモンによって簡単に代謝されます。 ハーブの働きは、体内で有機窒素の化合物である植物塩基から来るものです。ハーブには病気に抵抗することを助けるミネラルやビタミン、そして塩基が含まれていて、組織を強くしたり、神経システムを強くしたりします。また心臓や血液の正しい働きのために重要な糖であるグリコシド(配糖体)が含まれています。ハーブに含まれているタンニンは有害なバクテリアの通過を防ぐことによって病気の回復を助けます。植物の粘質物は腸の正しい働きを助けます。 ハーブから有益な効果を得るためには、ハーブを定期的に長期間使用する必要がありますが、例外もあります。例えばゴールデンシールは、長期間摂取すれば病気を逆行させてしまう場合もあります。またハーブには活性成分が含まれているので、それらの成分が処方された薬と相互に作用する場合もあります。それぞれのハーブの説明には、アメリカハーブ製品協会が分類した安全性の記号が記されていますので、それを参考にしてください。 すべての植物の根や樹皮には自然に抗真菌性と殺菌性が備わっています秀る種のハーブは治療の目的にのみ使用されるべきで、長期間使用してはいけません。またほとんどのハーブの活性成分は、そのハーブが新鮮な状態で収穫されたときには強力です。根、樹皮、その他の部分は、完全に乾燥した状態で保管されれば、医療的な価値を何年も保つことができます。必ず空気の入らないしっかり蓋ができる容器に入れ、熱や光、湿気を避けるようにして保管しないとその活性成分は退化してしまいます。 もしハーブがあわなかったり副作用が現れたりするようでしたら使用をやめ、ほかの種類のものを試すことです。 どのような形で販売されているか? アメリカではハーブの専門店の他に、健康食品店でも販売されています。ハーブの新鮮な葉、樹皮、根は自然な形でも使用されますが、錠剤、カプセル、液体飲料、お茶、樹皮の小破片、パウダー、エキス、チンキ、クリーム、ローション、軟膏やオイルの形で売られています。葉、果実、種子、根、花、そして樹皮もまた乾燥した形で売られています。 ハーブの使い方にはいろいろあります。 ●湿布 暖めたり冷たくしたハーブの溶液に布を浸し患部に直接当てます。 ●煎じ汁 お茶は植物の葉、樹皮、根、種子、または果実から作られます。お茶は沸騰させてはいけません。製品のラベルに特に書かれていない場合には、だいたい20分から鈴分煮るだけです。 ●精油 精油はハーブや植物を蒸気で蒸留したり低温圧縮して作られます。普通は植物油や水と混ぜ合わされ、口、耳、目の洗浄剤として、または吸入したり、潅注したり、お茶として使われたりします。これらのオイルは外用としてマッサージや火傷や切り傷にも使用されます。精油は皮膚の脂肪とすぐに混ざります。いくつかの例外として、樟脳、ユーカリ、ティートゥリーのオイルの精油は体に塗る前に水かオイルで薄めなければならない場合があります。そしてその使用の訓練を受けた医師の指示がなければ内用してはいけません。 精油はまたアロマテラピーにも使用されます。 ●エキス エキスはハーブを圧搾・抽出したものをアルコールや水に浸して作ります。余分なアルコールや水を蒸兎させると濃縮されたエキスが出来ます。エキスはハーブのもっとも効果的な形で、特に重病人や吸収のよくない人に適当です。アルコールの使用されていないものは最高級品です。ハーブのエキスは一般的に口にする前に少量の水で薄め使用します。 次のハーブのエキスは治療効果の非常に高いものです。これらのエキスをジュースに加えて断食の際に使川すると最大の効果が得られます。 パードック、キャッツクロー、セロリ、エキナセア、いちじく、ガーリック、バレリアンルート、ギンビロバ、ゴールデンシール、ホーソン、ホーステイル、リコリス、ミルクシッスル、ネットル、レッドクローバー、パセリ、パウダルコ、パンプキン、レッドビーツ、ジンジャー ●ハーブ酢 ハーブを生のリンゴ酢、米酢、麦芽酢に入れて2週間から3週間置いておきます。 ●滲出液 植物の花や葉、その他のデリケートな祁分を熱湯に浸せば、ハーブの有益な成分が破壊されません。 ●軟膏 ハーブのエキス、お茶、圧縮したジユース、バウダーの形のものを軟膏に加えて患部に当てます。 ●湿布 熱くて柔らかい、湿気のあるハーブの塊を小麦粉、マスタードまたは他のものに加えて柔らかい布に伸ばし、炎症がおきている部分や痛い箇所に24時間ぐらい当てます。ハーブは挽いた物や穎粒状にしたものがベストです。布が冷めたら取り替えます。 ●パウダー ハーブの役立つ部分を挽いて粉にし、カプセルに入れたり錠剤にします。 ●シロップ ハーブを砂糖に入れて沸騰させます。 ●チンキ チンキは新鮮なハーブを保存しておくよい方法です。ほとんどのチンキはアルコールを含んでいます。 ●ハーブティーとその効果 ハーブティーはハーブ薬を長期間使用するにはもっとも便利な形です。ハーブの強力な成分が水によって薄められお茶となります。お茶は強壮剤として健康のために使用されます。使用する器具は金属性のものは避けて、ガラスか陶器の容器を使用することです。強いお茶を希望する場合には、お茶を長く浸すよりも量を多く使用することです。 (ニュートリション 川田昭雄/著 JNF日本ニュートリション協会 参照) |
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