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加工食品および時間のないライフスタイルが氾濫している現代社会では、 多くの人々が推奨量のビタミンやミネラル、 その他の栄養素を摂ることができていません。 マルチビタミンは、 私たちの毎日の食事における栄養不足を埋める助けとなってくれます。 CRN(Council for Responsible Nutrition)はマルチビタミンやその他のサプリメントの継続摂取は、健康増進や疾病予防に効果があることを発表しています。 この報告では、マルチビタミン(ミネラルも含む)や単味栄養素サプリメント(カルシウムや葉酸など)の摂取は、衰弱している高齢者の免疫機構の強化や二分脊椎のような神経管欠損症のリスク低減に役立つということが記載されている。 100頁以上もある「The Benefits of Nutritional Supplements」という報告書は、マルチビタミンやその他のサプリメントによる健康への効果に関する、10年以上にわたるより科学的・有意な研究のレビューである。この中では抗酸化物質(ビタミンCとE)、カルシウム、ω-3系長鎖脂肪酸(魚油)、ビタミンD、ビタミンB6、B12、葉酸などが取り上げられている。 多くの医学的・科学的研究が行われ、健康増進や疾病予防に対するサプリメントの役割についての強力な証拠が急速に蓄積されている」とCRN副所長であり、この報告書の執筆者でもあるAnnette Dickinson博士はコメントした。 彼女はまた「この蓄積された大量のデータには、医療従事者が患者にサプリメントの日常的摂取を推奨する必要性が示されている。 健康な生活をもたらすため、サプリメントの摂取を開始するのに遅すぎるということはないが、長期間継続摂取による効果は大きいという証拠があるのも事実である。 1日10セントの投資で健康増進を助けてくれるサプリメントを購入できる。」とも述べた。 |
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| ●子供を産む可能性のある女性全てが葉酸が含有されているマルチビタミンを摂取すれば、二分脊椎のような神経管欠損症の発症率が70%低減される可能性がある。 ●高齢者のマルチビタミン・ミネラルサプリメントの日常的摂取は、免疫能力の改善、感染症の低減、疾病発症期間を半分短縮などが考えられる。 ●カルシウムとビタミンDの摂取は高齢者の腰骨骨折の発症率を少なくとも20%低減できる。 つまりアメリカにおける骨折者を毎年4〜5万人減少でき、年間15〜20億ドルの医療費削減につながる。 ●健康や食生活に対する予防的-東洋的なアプローチによる医療費削減の可能性は大きい。 1997年の分析では、心血管系疾患・卒中・腰骨骨折の発症が5年間遅れていたら、アメリカにおける医療費は年間890億ドルが節約されると予測された。 ●マルチビタミン摂取はほとんどの人に効果があるが、それ以外のサプリメントは個々の年代や性、ライフスタイルに合わせて選択されるべきである。 例えば、カルシウムは男女ともに大切であるが、特に子供にとっては骨密度強化のために、高齢者には骨密度を保つために重要である。 「栄養素サプリメントの健康に対する効果を支持する科学的証拠は、近年劇的に増加している。 我々はこれらの情報を医療従事者や企業・消費者に伝えることにより、人々の理解を深めることができる。 サプリメント摂取はまた高齢化に伴い増加している医療費の削減をもたらす。」とボストンにあるタフツ大学のJeffrey Blumberg教授は言う。 Dickinson博士は以下のようにもコメントした。「年齢や健康状態に関係なく全ての人がバランスのとれた食事を心がけるべきであるが、現実に実行できている人は少ない。 健康増進や疾病予防における多くの研究の焦点は食習慣の改善であり、医学・科学的領域では栄養素サプリメントが果たす役割についての認識が増加している。 多くの調査によると、健康な人も含めてほとんどの人で、栄養素摂取量が栄養所要量を下回っている。 サプリメントは我々が摂取するべき栄養素と実際に摂取している栄養素の間を埋める役割がある。」 |
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| 健康的な食生活を送り、運動したうえでマルチビタミン・ミネラルのサプリメントをとれば無理なく体重を落とすことができると専門家は考えている。 ダイエット中の人は食事内容が悪いうえに無理な減食をするために、疲れが出て食べ物を食べたくなる。アメリカ肥満学会副会長のマイケル・スティールマン医博は「人は心身の状態が悪いときには甘いものを食べて気持ちを高めようとするが、食べたあとはいっそう悪化する。心身をいい状態で維持するには、適切な運動と栄養補給が必要だ。」と言っている。 たくさんのダイエット法があるが、ほとんどものはビタミン・ミネラルを不足させている。また、摂取カロリーを制限するダイエット法を用いると、それがたとえバランスがいい内容であっても葉酸、ビタミンB6、、マグネシウム、亜鉛が不足する。 ドット氏は、「カロリーを制限すると、ビタミンやミネラルが不足します。私は、ビタミンやミネラルは天然の食品からとるよう指導していますが、カロリー摂取を1日1200kcal以下に抑える人には、各種栄養素の所要量を満たしたマルチビタミン。ミネラルのサプリメントをすすめている。」と言っている。 肥満の人は、ダイエット中ではなくてもマルチビタミン・ミネラルのサプリメントをとるといい、とアリゾナ州サウスウエスト肥満栄養センター所長ドナルド・ロバートソン医博はいう。「過体重の人の多くは栄養素を不足させている。サプリメントをとれば、より健康な状態で過ごすことができる」ということである。 マルチビタミン・ミネラルのサプリメントの他にも、肥満の人の健康や肥満解消に役立つ栄養素があると専門家は考えている。 |
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| 肥満の人が心臓病や糖尿病にかかる危険性が高いことは昔から知られてきたが最近では、肥満すると免疫力が落ちるとも考えられるようになってきた。免疫力が低下するのは、ビタミン・ミネラル(特に抗酸化物質)の不足が原因だと考えられる。 ポーランドのワルシャワ国立食品栄養研究所が肥満女性102人を調べたところ、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンAの濃度が著しく低い人が多く、全般的なビタミン不足の人も多かった。 肥満の人はまた、ホルモンの異常があるため、正常体重の人より多量の抗酸化ビタミンが必要だ。重度の肥満の人の場合には、エストロゲンをつくる脂肪組織があるためエストロゲンがふえ、テストステロンが減る。体内のエストロゲンが増えすぎると、女性生殖器のがんがでやすくなることが知られている。 ロバートソン博士は、「肥満の人は誰よりも抗酸化物質を必要としている。」という。博士は、肥満の人にはビタミンCを1000mg、ビタミンEを400IU、ビタミンAを25000IU摂るようすすめている。いずれも所要量を大きく上回る量だ。ビタミンAは多量にとると毒性があらわれるので特に注意が必要である。妊娠初期に1日1万IUのビタミンAをとりつづけると先天異常があらわれるおそれがあることを示した研究もあるので、妊娠可能年齢の女性は注意しよう。妊娠している人は、ビタミンAのサプリメントをとってはならない。ベータカロチンとしてビタミンA を摂取すれば、必要な分だけが、体内でビタミンAに変換されるため、問題は無い。 |
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| 亜鉛は小麦胚芽や魚介類、未精製の穀物に含まれるミネラルだが、カロリー摂取量を1200kcal以下に制限すると不足することが多い。亜鉛が不足すると、免疫力が低下し、髪の毛がぱさぱさになったり抜け毛が出たりする。 ロバートソン博士は、「髪の毛やつめ、歯ぐきに問題のある肥満の人には、亜鉛を1日20mg摂るよう勧めている」という。 |
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| 肥満の人(特に減量中)は、マグネシウムと鉄を不足させている。 マグネシウムは、心臓の拍動などほとんどの生理機能に必要で、ごくわずかでもマグネシウムが不足すると大きな影響があらわれる。特にダイエット中の人の場合、心臓に異常があらわれ、死に至ることすらあるので注意が必要である。 スティールマン博士は、「私は、減量中に筋肉のけいれんが起こる人にマグネシウムを処方しているが、マグネシウムには甘いものを食べたい気持ちを抑える効果もあるようだ」という。 低カロリー食をとる人は、鉄も不足させやすいが、閉経前の女性は特に鉄不足になりやすい。鉄不足の典型的な症状は貧血で、貧血は頭痛、息切れ、虚弱、心悸亢進、疲労を引き起こす。 ダイエット中はカルシウムも不足させやすいので必ず、所要量(1000mg)を摂取することは基本である。 |
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| Thomas Aら, Ann Intern Med. 2003;138:365-371 結 果 サプリメント摂取群よりもプラセボ(偽薬)摂取群において感染症発症の申告者が多かった。糖尿病患者においても、サプリメント摂取群において有意に感染症発症率が低値であった。 |
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表 マルチビタミン・ミネラルサプリメントが感染症に及ぼす影響 |